粒あんでは52~55°が標準糖度であるのに対して、低糖度のあんとは50°以下のものを指す。原材料の中でも小豆は砂糖よりも高価であるから、糖度を下 げるほどに原価率は上昇し、品質の安定性を保つことが困難になる。しかし、糖度を下げることにより小豆の風味をより濃厚に味わうことのできるあんが製造で き、また砂糖の焦げが少なくなることで美しい藤紫色のあんこが作れる。茜丸では、低糖度あんのラインアップとしてジョセフの粒あん(45°)、粒あん・十勝(45°)、粒あん・十勝超低糖42(42°)、ジョセフの粒あん超 低糖42(42°)が存在する。ところで、あんこは砂糖とあずきのカタマリであると考えて、あんこを苦手にしている方もたくさんおられるようだが、茜丸の あんこを召し上がっていただくと豆と砂糖の素朴な風味がほどけるように口に広がることに感激される方も多い。
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