ササゲ(大角豆、学名 Vigna unguiculata)はマメ科の一年草。つる性の種類とつるなしの種類とがある。アフリカ原産。主に旧世界の温暖な地方で栽培される。南米では繁栄と幸運を呼ぶ食物と考えられ、正月に食べる風習がある。樹木の形状は低木であり、直立ないし匍匐する。枝を張ったり、からみついたりと、成育の特性は多彩。熱帯原産のため寒さには弱く、暑さには強い性質を持つ。日本では、平安時代に「大角豆」として記録が残されている[2]。江戸時代の『農業全書』には「ささげ豆」という名前で多くの品種や栽培法の記述がある[1]。また、アズキは煮ると皮が破れやすい(腹が切れる=切腹に通じる)のに対し、ササゲは煮ても皮が破れないことから、江戸(東京)の武士の間では赤飯にアズキの代わりに使われるようになった。茜丸では、たいやき回転焼き用のロープライス設定のあんに使用されている。
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