いんげん豆

インゲンマメ(隠元豆、Phaseolus vulgaris)はマメ科の一年草。日本では全国の生産量の約90%が北海道で生産され、その中でも十勝平野が 栽培の中心である。いんげん豆は非常に種類が多く、金時豆(赤インゲン豆)、うずら豆および虎豆(共に斑〈ふ〉入りの豆)、手亡および大福豆(共に白インゲン豆)はインゲンマメに含まれる。キドニービーンズは、赤インゲン豆のことであるが、主に輸入品がこう呼ばれる。若いさやを食べる軟莢種(サヤインゲン)と、成熟した種子を食べる種実用種がある。サヤインゲンは、塩茹でにして和え物やおひたしにするか、あるいはバター炒めにすることが多い。成熟した種子は乾燥させて貯蔵し、煮豆や甘納豆、菓子用の餡などに用いられる。フランス料理・イタリア料理では白インゲン豆が煮込み料理に好んで使用される。ラテンアメリカ諸国の重要な蛋白源でもある。

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